【前回のあらすじ】 文禄三年(1594年)、 24歳ニートの柳生宗矩は徳川家の採用試験に向かった(親同伴で) / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) | (__人__) 家康「得技は無刀取りとありますが?」 | ` ⌒´ノ | } ヽ } ヽ、.,__ __ノ _, 、 -― ''"::l:::::::…
さて今回からは、遂にみんなのアイドル 通称暗黒野郎こと柳生但馬守宗矩という人物と、 その特異性について延々書く所存でアリマスよ! まさにハイパー宗矩タイム! 実際、柳生を語る上で絶対外せない人物は、 ・石舟斎宗厳 ・但馬守宗矩 ・兵庫助利厳 この…
さて、石舟斎、利厳と語ってきたところで, いよいよ宗矩の話に移りたいところなのですが、 その前に、ひとつ書いておかねばならないことがありました。 それは「剣術としての柳生新陰流」についてです。 以前、柳生新陰流の特異性は「無刀取り」にあり、と書…
さて、尾張柳生について、一通り書いたわけでアリマスが、 では、この尾張柳生と江戸柳生の関係はどうだったのか、 という点について書くことで、兵庫助利厳と尾張柳生、 即ち、"普通の"柳生の話を締めようかと。 まず、端的に言えば、あまり仲はよろしくな…
さて、既に述べた通り、 石舟斎以降、柳生は二つに分かれます。 ひとつは宗矩が当主の江戸柳生(将軍家指南役)、 利厳が当主の尾張柳生(尾張徳川家剣術指南役)です。 今回は、世に「刀法の尾張柳生」を呼ばれた尾張柳生についてあれこれと。 「刀法の」とい…
前述の「利厳が何故新陰流の正統を継いだか」について、 知人より面白い意見を頂けたので、まとめてみることに。 >全くの無知を棚に上げて与太をとばさせていただきますと、 >当時の武家にとっては、リスクヘッジのために分散投資することが当然の行動であっ…
利厳について語る際、よく挙げられるネタとして、 「何故石舟斎は宗矩ではなく、利厳に新陰流の正統を継がせたのか」 という話があります。 逆にいえば、「何故宗矩は正統を継げなかったのか」ともいえま砂。 既に書いておりますが、 新陰流の正統を継いでい…
またぞろタイトルには宗矩って書いてるのに、別の人の話を書く私。 まあ、今回は柳生一族と宗矩の特異性について書くのがテーマなので、 宗矩の対比となる”普通”の柳生一族を書くのが必要なのですけど、 それはそれとして、早いとこ宗矩くんの話が書きたいとこ…
さて、今回で石舟斎の話はラスト。 果たしていつになったら宗矩の話に移れますか喃(遠い目 ともあれ、前回、石舟斎と柳生一族が、検地の際の隠し田露見により、 所領全没収で貧乏真っ只中になってしまったところまを書きましたが、 ここで更に、嫡孫・久三…
今回はちょいと長めで。 さて、無刀取りの公案を見事に解いたことで、 師・秀綱より新陰流二世にして柳生新陰流の流祖と認められた宗厳は、 この後、またしばらくの間、信長に付いたり、松永弾正に付いたりと、 割と右往左往してたのですが、ある時、一心発…
【前回までのあらすじ】 新陰流の噂を聞いた五畿内一のつわもの、柳生新左衛門宗厳は 宝蔵院に宿泊中の上泉秀綱に挑戦したけどコテンパにのされた。 「上泉伊勢守…俺を、俺を新陰流の弟子にしてくれ!」(風見四郎風に) 「おっけー」 「軽っ」 宗厳は新陰流に…
「祝!コミカライズ(希望)!」 …いや、今日、ヤンマガでY十Mが大団円を迎えてたのですが、 そのラストのページで見逃せねぇ一文があったので、 先走りと走りつつ、内心、快哉を叫んでしまったり。 その一文については、是非ともお読み頂きたく思いますが、…
さて、前回では「柳生新陰流」の特異性たる「無刀取り」について 述べたわけですが、今度は、あらためて「柳生一族」の特異性について あれこれ書いてみようかと。 柳生一族の特異性、それを簡単に述べますと、 「一つの血族の中から、一時代に集中して、複…
史実における柳生一族について書くに際し、 まずは「柳生一族とは何ぞや?」「柳生新陰流とはなんぞや?」 というところから、つらつら書いていこうかと。 まず、簡単に言えば、 柳生一族というのは、徳川幕府における、 将軍家剣術指南役を代々受け継いだ一…
まー今までも散々書いてることではありますが、 当方、柳生が、より厳密に言えば宗矩が大層気に入っております。 発端こそ荒山作品でありますが、気が付けば、 宗矩が主要キャラとして描かれている小説にはあれこれ手をつけ、 「十兵衛も兵庫助も花拳繍腿。…
先月出た荒山先生の新刊「海島の蹄」を今更ながら読了。 厳密にいえば、昨日、ようやく手をつけて、 レビューも書き終えたところでアリマス。 [rakuten:book:12837434:detail]
既に方々で言われているわけでありますが、 今、店頭に並んでいるコミックバンチの「SAMON」、 そして、ビッグコミックONEの「荒鬼」と、 同時に二つの作品において、友矩の時代が!
最近、このblogに切り替えてから、 未読の人のための荒山先生の紹介って書いたことなかったなー、と 今更ながら気づいたり。 そんなわけで、今までも散々書き倒してますが、 「荒山徹」という作家について、 あらためて紹介テキストを書いてみようかと。
久々にやろうかと。 今んトコ、1/26(土)に神田あたりで店の予約を入れてますので、 もし、参加するのも一興、という方がおられましたら 1/24までにコメントなりで連絡頂けましたら重畳。 (今回は予約なので、当日参加は対応できないのです) 「徳川家康」と…
荒山スレでもネタになってましたが、今日はこんなのが。 【その時、歴史が動いた:対馬藩・決死の国書すり替え〜朝鮮通信使秘話〜】
まあ、今更な話ではありますが、 「恋空」という作品に対し、何故に当方は読もうという気が起きないのか、 何が足りないのか、とつらつら考えたところ、出た結論、 「火力が足りない!」 「恋空」と「世界の中心で、愛を叫ぶ」の類似性については どこか遠い…
さて、先日のトークショーに参加し、 荒山徹という作家の言を聞いて思ったのは、 彼の人物がパーフェクトナチュラルパワーであり、 ガチそのものである、ということだったのですが、 これにより、以前から懸念していた「あること」が 杞憂で済むかと、ほっと…
行ってきました。 まず、なによりも最初に書いておきたいのは、 「荒山先生はパーフェクトナチュラルパワー」 ということでアリマス。 圧倒的過ぎます。 「すごいよ!荒山先生は本当に実在したんだ!」 とかパズーが言うくらい。
既にそこかしこで話題になっていますが、 遂に荒山先生が我々の前に降臨する日がやって来てしまったので砂。 【ジュンク堂書店池袋本店 トークセッション情報】 http://www.junkudo.co.jp/newevent/talk-ikebukuro.html >12/6(木)19時〜 >荒山 徹(作家…
「ようやく」と言うべきか、「遂に」というべきか、 そして、「出た」と言うべきか、「出てしまった」と言うべきか、 とにかく過去の荒山先生の作品の中でも トップクラスに扱いに困る作品であるところの 「柳生大戦争」が日の目を! 柳生大戦争作者: 荒山徹…
「小説トリッパー」で連載されていた 「柳生百合剣」が単行本になったので紹介をば。 まあ、既に感想も高橋メソッドも書いたわけですが、あらためて。 柳生百合剣作者: 荒山徹出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/09/07メディア: 単行本 クリック: 3回…
久々の単行本ですから、やはり気がノリま砂。 斯様なわけで「忍法さだめうつし」紹介用高橋メソッドでアリマス。 「忍法さだめうつし」紹介(少しネタバレあり) 次は「柳生大戦争」の単行本の方ですかねー。 結局、連載中の分は作ってなかったので、 できれ…
や、今回も愉快痛快でありました。 忍法さだめうつし作者: 荒山徹出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る 本作を端的に表現するキーワード、 それは、 「では、妖術に頼ろう」 で…
てなわけで読んできました。 「KENZAN!」Vol.3こと「柳生大戦争」最終回を。KENZAN!vol.3作者: 荒山徹他出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る
先日、amazonで「ベルカ、吠えないのか?」をコウニウ。 [rakuten:book:11366583:detail]