「恋空」に足りないもの

 まあ、今更な話ではありますが、
「恋空」という作品に対し、何故に当方は読もうという気が起きないのか、
何が足りないのか、とつらつら考えたところ、出た結論、


  「火力が足りない!」


 「恋空」と「世界の中心で、愛を叫ぶ」の類似性については
どこか遠い空の下、誰かが書いてるでしょうから省略して,
当方としては,セカチューがイシカワ化できるなら、
恋空だってイシカワ化したっていいじゃない、と。


 とりあえずタイトルはイシカワだから


 「烈怒時空伝」 -怒ノ伝説-


 でも略すと恋空。そう思え。
で、主な登場人物は以下の通り。


ミカ
 …繁華街に君臨するヒロイン。獲物は日本刀と重火器。


ヒロ
 …ホストのイケメン。途中で謎の巨大ロボに吸収される。


貞子(仮名)
 …ヒロインのライバル女。出てくるたびに改造強化される。


その他
 …「ぐわ!」とか「ぎゃあ!」とか言ったり言わせたりするのがたくさん。


 そして大雑把な話は以下の通り。


 ミカ「スイーツ!スイーツじゃああっ!」
 貞子「モテカワスリムの恋愛体質の愛されガールだと…?
    そんなもの、俺のこの小悪魔ファッションの前には赤子同然よ!」


  繁華街を舞台に、ヒロをめぐり、闘いを繰り広げるミカと貞子。
 その決着がついた時、繁華街を狙う海外マフィアの魔の手が!


 ミカ「おんどりゃあ・・・ワシのシマに手ぇ出すとはいい度胸じゃねえか!
    誰を敵に回したか、たっぷり教え込んでやらんとのう!」


  重傷を負い、強化改造されるミカ。
 さらわれたヒロを追ってマフィアのアジトに突貫。
 そこでこれまた強化改造された貞子と一騎打ち。
 腕に仕込まれた重火器でアジトごと貞子をぶっ飛ばす。


 ミカ「なんじゃ!この城は!?」
 半蔵「これこそ、我らが城、”魔空大穢土城”よ!」


  実はマフィアの裏には異世界忍軍が。
 彼らの世界におけるキーパーソンであるヒロを拉致監禁
 それを追って異次元・忍の江戸時代へ向かうミカ。
 魔空大穢土城にて、蟲化した貞子と三度激闘、
 一度は死ぬものの、ヒロの力で魔界転生を果たし、
 エネルギー波で城ごと貞子を消し飛ばす。


 ヒロ「ああ、そうか、そうだったのか…(吸収)」
 ミカ「ヒ、ヒロ!何を言っとるんじゃ!?」


  異世界忍軍の裏には、侵略宇宙人が。
 ヒロの死と引き換えに謎の巨大ロボを手に入れたミカは、
 星の力をそこに生きる全ての生命ごと吸収・同化。
 そして敵母星にてブラックホールと同化した貞子と決戦し、
 太陽ビームで星ごと貞子を消滅させる。


 ミカ「貞子!お前との腐れ縁もここまでじゃあ!」
 貞子「おのれ!おのれミカアァァァァッッ!!」


  侵略宇宙人の裏には古代の神々が。
 銀河中心核を取り込み、無限の力を手に入れたミカは、神界へ突撃。
 破壊神の寄り代と化した貞子と最終決戦を果たし、
 高次元の力により、存在の輪廻から貞子を解き放つ。


 ミカ「だが、ワシの戦いはこれからじゃあ!」


   ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


 ミカ「出たな、高次元魔族ども!」
   「ぐわ!!」


 【烈怒時空伝・完】


 なお、もし荒山先生が「恋空」を書いたら、
ミカは柳生(モテカワ柳生とか愛され柳生とか)で、貞子は朝鮮妖術師で砂。
さもなきゃミカとヒロの子供の名がサラン。
あと、どっかで五味先生が生首になる。