2008-01-01から1年間の記事一覧
前述の「利厳が何故新陰流の正統を継いだか」について、 知人より面白い意見を頂けたので、まとめてみることに。 >全くの無知を棚に上げて与太をとばさせていただきますと、 >当時の武家にとっては、リスクヘッジのために分散投資することが当然の行動であっ…
利厳について語る際、よく挙げられるネタとして、 「何故石舟斎は宗矩ではなく、利厳に新陰流の正統を継がせたのか」 という話があります。 逆にいえば、「何故宗矩は正統を継げなかったのか」ともいえま砂。 既に書いておりますが、 新陰流の正統を継いでい…
またぞろタイトルには宗矩って書いてるのに、別の人の話を書く私。 まあ、今回は柳生一族と宗矩の特異性について書くのがテーマなので、 宗矩の対比となる”普通”の柳生一族を書くのが必要なのですけど、 それはそれとして、早いとこ宗矩くんの話が書きたいとこ…
さて、今回で石舟斎の話はラスト。 果たしていつになったら宗矩の話に移れますか喃(遠い目 ともあれ、前回、石舟斎と柳生一族が、検地の際の隠し田露見により、 所領全没収で貧乏真っ只中になってしまったところまを書きましたが、 ここで更に、嫡孫・久三…
今回はちょいと長めで。 さて、無刀取りの公案を見事に解いたことで、 師・秀綱より新陰流二世にして柳生新陰流の流祖と認められた宗厳は、 この後、またしばらくの間、信長に付いたり、松永弾正に付いたりと、 割と右往左往してたのですが、ある時、一心発…
【前回までのあらすじ】 新陰流の噂を聞いた五畿内一のつわもの、柳生新左衛門宗厳は 宝蔵院に宿泊中の上泉秀綱に挑戦したけどコテンパにのされた。 「上泉伊勢守…俺を、俺を新陰流の弟子にしてくれ!」(風見四郎風に) 「おっけー」 「軽っ」 宗厳は新陰流に…
「祝!コミカライズ(希望)!」 …いや、今日、ヤンマガでY十Mが大団円を迎えてたのですが、 そのラストのページで見逃せねぇ一文があったので、 先走りと走りつつ、内心、快哉を叫んでしまったり。 その一文については、是非ともお読み頂きたく思いますが、…
さて、前回では「柳生新陰流」の特異性たる「無刀取り」について 述べたわけですが、今度は、あらためて「柳生一族」の特異性について あれこれ書いてみようかと。 柳生一族の特異性、それを簡単に述べますと、 「一つの血族の中から、一時代に集中して、複…
史実における柳生一族について書くに際し、 まずは「柳生一族とは何ぞや?」「柳生新陰流とはなんぞや?」 というところから、つらつら書いていこうかと。 まず、簡単に言えば、 柳生一族というのは、徳川幕府における、 将軍家剣術指南役を代々受け継いだ一…
まー今までも散々書いてることではありますが、 当方、柳生が、より厳密に言えば宗矩が大層気に入っております。 発端こそ荒山作品でありますが、気が付けば、 宗矩が主要キャラとして描かれている小説にはあれこれ手をつけ、 「十兵衛も兵庫助も花拳繍腿。…
先月出た荒山先生の新刊「海島の蹄」を今更ながら読了。 厳密にいえば、昨日、ようやく手をつけて、 レビューも書き終えたところでアリマス。 [rakuten:book:12837434:detail]
既に方々で言われているわけでありますが、 今、店頭に並んでいるコミックバンチの「SAMON」、 そして、ビッグコミックONEの「荒鬼」と、 同時に二つの作品において、友矩の時代が!
最近、このblogに切り替えてから、 未読の人のための荒山先生の紹介って書いたことなかったなー、と 今更ながら気づいたり。 そんなわけで、今までも散々書き倒してますが、 「荒山徹」という作家について、 あらためて紹介テキストを書いてみようかと。
久々にやろうかと。 今んトコ、1/26(土)に神田あたりで店の予約を入れてますので、 もし、参加するのも一興、という方がおられましたら 1/24までにコメントなりで連絡頂けましたら重畳。 (今回は予約なので、当日参加は対応できないのです) 「徳川家康」と…