「今夜はお前と俺でダブル…」


 今日、「二人の荒木又右衛門」を読了したところで、
なんとなく思ったのが、


 「”実は二人いた”ネタって、
  伝奇でどれくらい使われてるのかしらん?」


 適当に武将や剣豪の名前を思い浮かべてみるに、
割と○○二人説がネタにされてるのって多いなあ、と。
つーわけで、後になんかのネタになるかもしれんので、
軽くまとめてみる。


 最初はまず柳生から。


柳生十兵衛
 「十兵衛両断」
 「柳生十兵衛死す
 「柳生双剣士」
 「十兵衛ちゃん② シベリア柳生の逆襲」(番外)


柳生宗矩
 「陰陽師 坂崎出羽守」(厳密には4人だが)


 次に他の剣豪を。


宮本武蔵
 「二人の武蔵」
 「武蔵伝」(2人どころか1ダース+1)


【荒木又右衛門】
 「二人の荒木又右衛門」


小野忠明
 「天上天下


 あと、戦国武将も。


徳川家康
 「影武者 徳川家康
 「吉原御免状
 「かくれさと苦界行
 「柳生十兵衛死す石川賢版)」


豊臣秀吉
 「MISTERジパング


【斉藤道三】
 「ふたり道三」(実は未読なのですが)


 つか、史実系で見てみても、
何かしら経歴が不明な箇所があったり、派手な結果を残した人物は、
「実は○○という人物は、真実一人だけなのではなく云々」と
ささやかれることが多いみたいです喃。


 それにしても、思ったよりは思い出せませんな。
信長なんか探せば絶対出てきそうですし、
(「石川五右衛門」で影武者が出たりはしてましたけど)
他にも、服部半蔵佐々木小次郎真田幸村あたりも
いかにもありそうですし喃。
「これが抜けてるよ!」というツッコミがあれば是非是非。


 そうそう、話は最初に戻しますと、
「二人の荒木又右衛門」はなかなか酷い作品でした喃。
荒木又右衛門と宮本伊織を、両方まとめてグーパンチで
ノックアウトQですよ。
しかも、「ぼくのかんがえたちょうつよいけんし」ですよ。


 五味先生はつくづく大人気ないなあ。