「ドラキュラ戦記」も読んだ


 とりあえず、「あの」ハーバード・ウェストが
Dr.モローの助手をやってるトコまで読んで、


 「ああ、このおっさん(キム・ニューマン)は、
  たまたま生まれた時代と国が違うだけで
  現代日本に生まれたら、絶対Fateとか東方あたりの
  ものごっつい同人誌作ってるね」


 と思ったり。
他にも”レッドバロン”ことリヒトホーフェン男爵も
やたらハイパー化されて出てきてたりしますしのう。


 つか、「ドラキュラ紀元」の時からそうでしたけど、
基本的にこの話は「吸血鬼ドラキュラ」の"その後"を、
キムのおっさんが超俺俺俺俺俺ストーリーで書いてるわけですが、
それなら、いっそ開き直って、


 「これがワシの”吸血鬼ドラキュラ”!
  "血闘!血みどろ王・怒螺吸羅"じゃあああッ!!(グルグル目)」


 とかやっちゃえばよかったのに。


 「グハハハハ!イギリスは飯はマズいが、
  女の血はウマいのう!」


  とか、


 「銀の弾(タマ)なんぞで、このワシが殺れるかああああっ!!
  ワシの命(タマ)奪りたかったら、オドレも命(タマ)を
  ブチこんでこんかい!!」


 とかドラキュラに言わせればド迫力ですよ?
で、勿論ラストは、


 「な、なんだ!?このイメージは!?」


 「ああ…わかる、わかるぞ!
  吸血鬼の永遠の寿命は、このためにあったのか!」


 「ドラキュラ!俺と貴様は…!」


 「ヘルシング!この戦いは無限に続くんじゃ…!」


 「「この世の果てまで!!」」

 
 "血闘!血みどろ王・怒螺吸羅" 完


 ご愛読、ありがとうございました。
石川賢先生の次回作をご期待下さい。


ドラキュラ戦記 (創元推理文庫)

ドラキュラ戦記 (創元推理文庫)